14系「寝台車」について の変更点


*14系寝台車 [#o5c81010]
- 先代の20系客車は寝台列車として大成功を収めたものの、「集中電源方式((電源車から編成内の全車に電源を供給する方式。))」で、主に九州ブルトレで多かった多層階建て列車((途中の駅までは一緒に運転され、そこからは各行き先に向かう列車のこと))には不向きであった。
-- それを解消すべく先代の12系客車を基本に、寝台車として設計・製作されたのがこの14系寝台車である。
--- 14系寝台車はデビュー当初は3段寝台((581・583系、20系客車に採用されていた寝台設備。))だったが、後に24系と同じ2段寝台に変更された。((2段化されたのは全車ではない。3段式のままで残ったものもある。))
-- デビューは1971年で、試作車10両が製造された。その10両の初運用は急行「瀬戸(下り)2号と(上り)1号」で使用された。
--- この試作車10両は同列車で使用されていた従来型の客車と連結するために、蒸気暖房菅と電気暖房用引通し線を搭載していた。
-- 本格的に使用されたのは1972年3月のダイヤ改正からで、寝台特急「さくら」・「みずほ」・「あさかぜ(下り)2号と(上り)3号」からとなる。
--しかし、1972年に「北陸トンネル火災事故((詳しくは[[Wikipedia>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E9%99%B8%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E7%81%AB%E7%81%BD%E4%BA%8B%E6%95%85]]を参考。))」をきっかけに、14系寝台車の製造が中止されてしまった。((この事故前まででの、寝台車の製造数は188両である。))それ以降、14系寝台車に代わる増備は24系へと変わることになった。
- 一時は製造が中止された14系寝台車だが1978年からは、新たな防火基準を満たした「14系15形」が新たに63両、製造された。((この15形の登場により、これ以前の14系寝台車は「14系14形」と位置付けられた。15形を含めると寝台車の総製造数は251両になる。))
-- 15形は24系25形に準ずる車体を持っていたが、14形と同じ電源方式なので車両単位での混結が可能である。

- 14系寝台車は主に九州・四国・山陰方面ブルトレで活躍しているので、各列車の編成は様々である。
各自で調査していただきたい。

|[[国鉄/実車情報]]|

このサイトはBトレインショーティーの製品情報をまとめた非公式ウィキです。プライバシーポリシー