大阪市交通局/実車情報

実車情報

目次

2018年4月現在。
大阪市交通局は、2018年4月1日に民営化され地下鉄事業を新会社・大阪市高速電気軌道に運営譲渡。
愛称は2018年1月に「Osaka Metro(おおさかめとろ)」にすることが決定された。
この項では2005年に車両・設備を譲渡した大阪港トランスポートシステムについても扱う。

全形式

路線情報

鉄道会社路線使用型式編成乗り入れ備考
大阪市交通局
(大阪市高速電気軌道)
M御堂筋線10系、10A系、21系
30000系(31系)
北大阪急行8000系、9000系
10両北大阪急行(南北)線
T谷町線22系、30000系(32系)6両
Y四つ橋線23系6両
C中央線20系、24系
近鉄7000系、7020系
6両近鉄けいはんな線1997年から2006年まで大阪港~コスモスクエア間はOTSが運営
S千日前線25系4両2015年から全区間ワンマン化
K堺筋線66系
阪急京都線車両
8両阪急千里・京都・嵐山線秋の行楽シーズンに天下茶屋~嵐山間の臨時直通特急を運行
N長堀鶴見緑地線70系4両
I今里筋線80系4両
北大阪急行M南北線*18000系、9000系
10系、10A系、21系
30000系(31系)
10両Osaka Metro御堂筋線
近鉄Cけいはんな線7000系、7020系
20系、24系
6両Osaka Metro中央線
阪急千里線・京都線
嵐山線
阪急京都線車両
66系
8両Osaka Metro堺筋線秋の行楽シーズンに嵐山~天下茶屋間の臨時直通特急を運行
OTSテクノポート線OTS系
24系
6両大阪市営地下鉄中央線2005年に大阪市交通局へ車両・設備を譲渡→中央線へ編入

新20系

  • 1990年に導入された車両で、車体構造を従来のアルミ合金から軽量ステンレスへ変更した。
    • 列車は御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線・千日前線に投入され、それぞれ21系・22系・23系・24系・25系と呼ばれた。
  • 製造から20年以上が経過し、車内設備や車両機器に老朽化が目立ったため2010年から中間更新・リフレッシュ改造が開始された。
    • 側面に号車表示を、上部に追加帯・車番を追加し、機器や内装を大幅に改造した。
  • 民営化後は車体側面の交通局ロゴマーク(〇コ)が随時Metroマーク(M)に貼り換えられている。

21系

  • 御堂筋線用車両として1991年から1998年にかけて10両編成18本が投入された。
  • 第01~13編成は登場当時は9両編成で、1996年に21500形を増結して10両編成としている。
    • 第14,15編成の21500形は製造当初は21800形で、21864,21865の車番であったがのちに21514,21515に編入されている。
  • 第01~11編成がリフレッシュ改造を終えている。

22系(22系50番台)

  • 谷町線用車両として1991年から1997年にかけて6両編成19本が投入された。
  • 第01~07編成は最初期のタイプで前面車番が大きく書かれている。
  • 2004年から近鉄けいはんな線延伸直通運転に備え、中央線の24系・24系50番台が谷町線へ転属し22系に編入され、28本となった。
    • 編入された22系は、22系50番台として区別されている。
  • 第01~04,07編成がリフレッシュ改造を終えている。

23系

  • 四つ橋線用車両として1990年から1996年にかけて6両編成22本が投入された。
  • 第01~07編成は最初期のタイプで前面車番が大きく書かれている。
  • 第01~18編成は登場当時は5両編成で、1996~97年に23800形を増結して6両編成としている。
  • 2014年には、余剰となった1本(第06編成)が中央線向け24系50番台に改造され、20系1編成を置き換えるため中央線に転出した。
  • 2018年には、谷町線の22系第06編成がリフレッシュ改造を施した上で四つ橋線に転属し、第56編成に改番され23系50番台が登場した。
  • 第01~04編成がリフレッシュ改造を終えている。
  • 2016年には、23618FにNHK連続テレビ小説「あさが来た」のラッピングが施されていた。

24系(24系50番台)

  • 中央線用車両として1990年から1996年にかけて6両編成11本が投入された。
  • 2005年には大阪港トランスポートシステムの鉄道事業撤退に伴いOTS系2編成が24系50番台に編入。
    • 外観上は前面のOTSのロゴマークがVVVFマークに更新された程度で塗装や車番表記はそのままであった。
  • 2006年の近鉄けいはんな線延伸に伴い、第05~11編成、第51・52編成(元OTS系)が谷町線に転属、谷町線にいた20系30番台第31~39編成が中央線へ転属。
    • 転属した24系は22系に編入され、22系50番台に区別されている。抑速ブレーキは不要なので無効化が行われた。
  • 2014年には、四つ橋線の23系から転属してきた第56編成が加わるが、転属と同時にリフレッシュ改造を終えているため、原型の姿では走行はしていない。
    • 種車の23系第06編成は最初期のタイプであったため、24系編入後も前面の車番は大きく書かれているタイプになっている。
  • 2016年の第4編成をもって全編成がリフレッシュ改造を終えている。

25系

  • 千日前線用車両として1991年から1995年にかけて4両編成17本が投入された。
  • 2010年から2015年にかけて全編成がリフレッシュ改造・ワンマン化改造を施された。
  • 2015年からは、千日前線の全駅にホームドアが設置された影響で、車体間の転落防止幌が外された。
    • それと同時にワンマン運転が開始され、前面非常扉部に「ワンマン」表記が追加された。

70系

  • 1990年開業の鶴見緑地線(長堀鶴見緑地線)用として開発された、日本初のVVVFインバータ制御による鉄輪式リニアモーター地下鉄車両。4両編成25本が導入された。
  • 第13編成までが開業当時の前期車のタイプで、のちに増備された第14編成以降が後期車となっており、前面の塗り分け等が異なっている。
  • 2011年からは、登場から20年が経過し始めた前期車の中間更新・リフレッシュ改造が始まっている。
    • 新20系同様に側面に号車表示を、上部に追加帯・車番を追加し、機器や内装を大幅に改造している。
    • 前期車では第01編成以外のすべての編成がリフレッシュ改造を終えている。
      2015年に出場した第05編成よりピンク色をあしらったデザインにさらに変更されている(第05,08編成が当該)

80系

  • 2006年開業の今里筋線用として製造された車両で、70系と同じくVVVFインバータ制御による鉄輪式リニアモーター地下鉄車両として4両編成17本が導入。

OTS系

  • 1997年開業のOTSテクノポート線用に製造された車両。
  • 車両検修を大阪市交通局に委託するため、車両の基本仕様は新20系に準じている。
  • 開業時には漫画「少年アシベ」のキャラクターであるゴマちゃんが車体にラッピングされていた。
  • 2005年、OTSの第一種鉄道事業撤退に伴い、車両は大阪市交通局に売却された。
    • 売却された車両は2編成とも大阪市交通局・中央線24系50番台へ改番・転属が行われた。
    • 一部のロゴマークの変更を除き、塗装や車体の車番表記に変更はなく、さらに2006年3月3日に谷町線用22系(22662F・22663F)に改造・転属された。
 
大阪市交通局実車情報
*1 正式名称は「南北線」だが、正式な路線名での案内は一切行われておらず、一般的には単に「北大阪急行線」と呼称・表記されることが多い。
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