JR西日本/実車情報 のバックアップソース(No.21)

* 実車情報 [#information]

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** 113系・115系(体質改善車) [#s115]
- オリジナルは1963~83年迄マイナーチェンジを続けながら製造された国鉄型近郊電車。
- 車両耐用年数を製造時から40年に延ばし昨今の輸送事情(アーバンネットワーク等)に適合させる為の「40N」と呼ばれる改造が1998年より施工された。
-- 前面:屋根上アンテナ、屋根:クーラー交換・ベンチレーター撤去、側面:張上げ屋根・ユニット窓更新、内装:223系準拠の転換クロスシート((改造内容の詳述はWikipedia参照の事))。
- 2002年から工程の一部を省略し経費節減を図った、想定耐用年数が製造時から30年の「30N」改造が行われた。
-- 「40N」に対し窓・張り上げ屋根などの工程を省略
- 「40N・30N」の他に「閑散地区用車体質改善工事」施工車も存在する。
-- 車内は従来のまま、車体のみ更新されている
-- 伯備線・赤穂線、福知山線・舞鶴線等の亜幹線用改造車向けで、現在は福知山と下関と岡山に所属している。
- (寒冷地用の)113系(改造の115系)は前面シャッタータイフォンが半球型となっている(製品化)。
- 岡山地区の115系方向幕は全編成が前面・側面共にLED化済み。113系は方向幕(黒地)を使用。
-- 広島地区の113・115系は「40N」の側面のみLEDを使用。
-- 京都地区の113系は前面は幕のままで側面のみLED化済み、前面方向幕は路線名を表示。
- 施工車の外色塗装は&color(,#f2e2c4){薄茶色15号};の地に窓周りを&color(#fff,#865){茶色};、その下部にコーポレートカラーである&color(#fff,#25b){青20号};の帯を巻く。
-- 広島地区を除く西日本全直流幹線で見られ登場当初は「リニューアル色」と称されたが、~
広島地区の塗色と区別の為に現在は「岡山更新色」(通称:カフェオレ色)と呼ばれる((岡山地区のファンの間では未だに「リニューアル色」の呼称))。
--113・115系は2009年末より単色化(中国地域では &color(,#fd0){濃黄色};化)が進み、~
現在では岡山支社の3編成(A-04・K-05・K-06)のみである。
- 2003年に登場した小浜線用40N(113系7700番台)はベージュの地に窓周りがブルーグリーン、その下に白帯を巻く。
--2006年を以て福知山に転属し本塗装も消滅。
- 広島地区では地色が&color(,#fefefe){ホワイトグレー};、窓周りと裾部が&color(#fff,#865){茶色};・&color(#fff,#25b){青帯};の「広島更新色」(通称:ミルクオレ)。
-- これも&color(,#fd0){濃黄色};化で消滅寸前、今や「30N」の一部編成でしか見られない。
- 広島地区2000番台L編成には以下のラッピングが施された。
-- 2013年夏期L-12編成は「広島県デスティネーションキャンペーン」の一環として、~
広島地区の美味い物に題材を採った「まんぷく宝しま号」として運行。
-- 2013年にはL-01編成が「カープ電車」として塗装変更のうえ運行された(未商品化)。

** 207系 [#s207]
-JR西日本では始めての通勤形電車として開発された。
-207系で初めてVVVFインバーターが採用されている。登場時の帯色はコーポレートカラーと濃淡ブルーだった。
--1991年に試作車が登場してから、2003年までに渡り製造された。
-0番代量産車は片町線の103系置き換えとして淀川電車区に配属された。93年からは福知山線にも投入されている。
-東西線開業で3両編成(TcMTc)に1000番台の電動車を組み込んで4両編成にて運用される事となる。
--1000番台は、東海道本線の103系の置き換え目的として94年から製造された。1000番台からクモハが登場している。
--当初は、6両と2両((日中は6両、ラッシュ時は8両で運転されていた))で吹田工場高槻派出所に配属された。パンタグラフは一基搭載されていた。
--東西線開業で、編成組み換えが行われた。パンタグラフも0番代に合わせて2基搭載に追加されている。
--組み換えで余剰となった中間電動車は0番代3両編成に組み込まれた。パンタグラフを撤去し、元番台+500になっている、((電動車が2両足りず、新製された))
-2000番台は片町線の輸送力改善の為に、2002年から製造された。
-足回りは223系2000番台を基本としている。
-2000番台からヨーダンパが採用されている、2003年までに全車がヨーダンパを取り付けている。((Bトレではヨーダンパは取り付けられてない))
--2005年に発生した福知山線脱線事故の影響で0番代4両が廃車、1000番台3両が除籍されている。
--全編成が登場時の青帯から321系に合わせた帯色に変更されている。
-F1編成と和田岬線運用を除き、3両+4両の7両固定編成で運行されている。((F1編成は7両貫通、和田岬線運用は3両+3両または3両での運行となる))
-現在は全車が網干総合車両所明石支所に所属している。 運用は321系と共通である
-2010年3月までの片町線では木津方面へ向かう列車の後ろ3両を京田辺駅などで切り離して運転していた。
--2014年から0番代の体質改善が始まった、なお7両は対象外((F1編成と思われる))となっている。
--前照灯をHIDに変更((連結面となる西明石方クハは従来どおり))、前面と側面のLED行先表示を3色LEDからフルカラーLEDに変更された。
--前面も321系に準じたデザインに変更されている。
--車内は7人掛けから、中央に握り棒を配置した6人掛けに変更されている。
--連結部には転落防止幌が付けられた、連結相手も転落防止幌を取り付けている。
-営業運転区間は現状以下の通り
-- JR神戸線(加古川~大阪)
-- JR京都線(大阪〜京都)
-- 琵琶湖線(京都〜草津)((回送で野洲まで乗入れ))
-- 湖西線(京都~近江舞子)
-- JR宝塚線(篠山口~尼崎)
-- JR東西線
-- 学研都市線
-- おおさか東線
-- 大和路線(久宝寺~奈良・木津)
-- 和田岬線 ((和田岬線は103系R1編成のみの所属なので検査時の代走として走る。))

** 221系 [#s221]
- 1989年に登場した近郊形電車。民営化後のJR西日本によって初めて新規設計・製造された車両である。
-- 京阪神間の私鉄との競合が激しいJR京都線・JR神戸線・琵琶湖線・大和路線に投入し、民営化後のJR西日本の新たな象徴として登場した。~
現在も快速など速達列車を中心に運用されている。
-- 国鉄から引き継いだ153系や117系が就いていた新快速の運用を221系を置き換える目的もあった。
-- 最高速度が120km/hとなっているが、初期製造グループの新造車両が新造直後に装備機器の一部を改造し、湖西線で160km/hの走行試験を行った。このデータを基になり、後に製造される681系((製品化されていない。後継車両の683系は製品化されている。))の開発に貴重なデータを提供した。
-- 1990年に第30回鉄道友の会ローレル賞を受賞した。
-- 車体は211系や213系で採用されていた軽量ステンレス構体ではなく、安価な普通鋼を使用した車体となった。
-- 車内設備は新快速の乗客増加と快速運用を考慮して、片側3扉の全席転換クロスシートとなっている。((国鉄・JRでは初、この方式では近鉄5200系に次ぐものになった。))
-- 223系と同じく、一部編成にパンタグラフが増設されたものがある。
-- 台車の形状が車両により異なる。クモハ・モハは前後の双方の台車に車輪の蛇行動を抑えるヨーダンパが備わり、クハ・サハは片側にのみヨーダンパが付く。
- 製造から20年以上が経過し、体質改善工事が2012年から始まっている。
-- 前照灯をHIDに変更、前面にLED行先表示器の設置、スカートの強化などが施された。
- 編成には一定の規則があるため、編成を組むときは注意が必要である。詳しくは[[Wikipedia>https://ja.wikipedia.org/wiki/JR%E8%A5%BF%E6%97%A5%E6%9C%AC221%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A]]を参考にするとよい。

** 223系 [#s223]
- 221系に続くJR西日本の自社開発の近郊形電車として開発された。
- 1993年に0番台が製造されたのを皮切りに2008年の15年間もの間、線区に応じた様々な仕様変更を重ねて生産が続けられた。((製造された会社ごとに相違点があるのも特徴。))
- 今では京阪神だけではなく、JR西日本のアーバンネットワーク全体を支えるほどの勢力になっている。
-- 最高時速130km/h((一部は120km/hで走行している番台もある。))という速さで競合私鉄各社を圧倒する。((京都~大阪間では最速達列車の新快速で行くと、所要時間約28分という速さである。))
-- 本車をベースにした車両も多く製造されており((521系や125系など。))、前面の形状や車両の性能が本車に似たものが多く存在する。
-- 車体は207系で採用された軽量ステンレス鋼製で前頭部の一部は鋼製となっている。車内設備は221系と同じ転換クロスシートの設計となっている。
- 15年間に渡って製造された車両のため、各番台の詳しい仕様は[[Wikipedia>https://ja.wikipedia.org/wiki/JR%E8%A5%BF%E6%97%A5%E6%9C%AC223%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A]]を参考にするとよい。
-- 丹波路快速などに使われる6000番台は一部パンタグラフが増設された編成もある。

** 225系 [#s225]
- 223系に続くJR西日本の自社開発の近郊形電車として開発された。
- 2010年に製造されて0.5Mシステムによる編成組成の柔軟な対応を可能とした。
-- 0番台は主に新快速や快速として使用され、223系とも連結されて運用される。
-- 5000番台は関空快速や紀州路快速として使用され、0番台同様223系とも併結されて運転される。
-- 一部の0番台が6000番台になり、221系性能に固定して、主に丹波路快速として使用される。
-- 6000番台は他番台との区別する為に、貫通路、乗務員扉にオレンジの帯が貼られている。
- 本車をベースに227系や323系などが製造され、JR西日本の新たなベース車両となっている。


** 321系 [#s321]
- 207系に続くJR西日本の自社開発の通勤形電車として開発された.
- 山陽、東海道線、湖西線、福知山線、JR東西線、学研都市線などで走っていた201系と205系を置き換えと福知山線脱線事故で大破し廃車になった207系の補充のために登場した。
- 2005年に登場されて0.5Mシステムによる編成組成の柔軟な対応を可能とした。
-- 2005年に発生した福知山線脱線事故で207系が321系に合わせた帯色に変更されたと書いてあるが元々は321系も青帯の計画だった。
--- 詳しくは[[近畿車輛>http://www.kinkisharyo.co.jp/ja/news/news050314-jrw321.htm]]を参考にするとよい。
- 車内の特徴は本来であれば中吊り広告がある位置に液晶モニターが設置されている点である。
-2010年までは片町線の松井山手以東へは乗り入れていなかった。((ホーム長が4両限界のため))
- 運用は207系と共通
-営業運転区間は
-- JR神戸線(加古川~大阪)
-- JR京都線(大阪〜京都)
-- 琵琶湖線(京都〜草津)((回送で野洲まで乗入れ))
-- 湖西線(京都~近江舞子)
-- JR宝塚線(篠山口~尼崎)
-- JR東西線
-- 学研都市線
-- おおさか東線
--大和路線(久宝寺~奈良・木津)である。

** 521系 [#s521]
-2006年の北陸本線直流電化に合わせて、JR西日本では始めての交直流車として製造された。
-1次車5本は、滋賀県と福井県が費用を負担した。
--2両5連はE編成として、敦賀地域鉄道部敦賀運転センターに所属している。
--車体は321系の設計を、前面は223系5000番台をベースにしている。
--制御機器などは683系をベースに、パンタグラフはシングルアーム式である。
-2009年からは419系などの置き換え用として2次車が製造された。
--60両が製造され、金沢総合車両所と敦賀運転センターに配置された。
-2013年から3次車が製造された。
--前面が225系ベースに変更されている。((227系、323系と同じデザイン))
--2次車以降は連結部での転落を防止する幌が取り付けられており、現在では1次車へ波及中。
-2015年の北陸新幹線開業に伴い2次車16編成があいの風とやま鉄道へ、3次車2編成含む5編成がIRいしかわ鉄道へ譲渡される。


|[[実車情報]]|

* 愛称線区について [#aishou]
-JR西日本では正式な路線名の他、愛称を付けている区間がある((https://www.westjr.co.jp/railroad/digest/))ため脚注として主な愛称線区をここに記載する。
--JR神戸線(山陽本線:姫路 〜 東海道本線:大阪)
--JR京都線(東海道本線:大阪 〜 京都)
--琵琶湖線(東海道本線:京都 〜 北陸本線:長浜)
--学研都市線(片町線:京橋 〜 木津)
--JRゆめ咲線(桜島線:西九条 〜 桜島)
--大和路線(関西本線:JR難波 〜 加茂)
--JR宝塚線(福知山線:大阪 〜 篠山口)
--羽衣線(阪和線支線:鳳 〜 東羽衣)
--和田岬線(山陽本線支線:兵庫 〜 和田岬)
--万葉まほろば線(桜井線:奈良 〜 高田)
--嵯峨野線(山陰本線:京都 〜 園部)
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